FIRE入門

FIRE入門④営業して収益化

稲葉ヨースケ

 前回の記事の続きです。

前回の記事
FIRE入門③よはくをつくる
FIRE入門③よはくをつくる

 前回までに、以下のようなことを確認してきました。

・資本主義社会とは、「商品」を交換する社会である

・そんな中でワタシ達が有する商品とは、「労働力」

・労働力は「肉体」なので、高めあげることは不可能

・だったらその代わりに、別の商品をつくるしかない

・だけれどまずは「よはく」がないと、はじまらない

ヨースケくん
ヨースケくん

少しずつ、わかってきました!

ウォン先生
ウォン先生

うむ、よろしい。
次は商品を作って、売ることだ。

ヨースケくん
ヨースケくん

ぐっ…また難しそう…

ウォン先生
ウォン先生

確かに難しいようでいて、実は、そうでもない。

ヨースケくん
ヨースケくん

えっ?なぜですか?

ウォン先生
ウォン先生

それは・・・そもそも選択肢がないからだ。

 

 労働力以外の商品をつくりたいんだ、ってことをここまでに考えてきました。

 そのための自分も、準備してきました。

 今回の記事では、実際に商品を作って、売ります。

 

 この記事を読めば、労働力「以外」の論理の中で、商品を売ってお金をもらう、ということを理解することができます。

 

そもそも2〜3個くらいしか無い

 「商品」と考えたときに、たっっっくさんのものが頭に浮かぶはずです。

 たとえばコンビニやスーパー、ドン・キホーテなどに行ったら、もう信じられないほど大量の商品が、そこに並んでいるはず。

 食品、雑貨、生活日用品、ATM…

 

 だけど、安心してください。

 

 そのどれもが、ワタシたちに作れる商品ではありません・・・笑

 マジで「一個も」ありません。

 

 なぜなら、あそこに並んでいる商品は、大資本を根拠として工場を稼働させたり、物流を効率化したり、大量の販売口があって、そうしてようやく店頭に並んでいるからです。

 

 そこにはたくさんのひとが絡んで、それも平日の日中からその業務に向かって、バリバリと仕事をしています。

 

 ところが、その一方のワタシたちは、ご飯は食べなきゃいけないから、サラリーマンはどうしたって、続けることになりますね。

 

 つまり、平日に1時間、休日に5時間程度の時間しか確保できない(それでいて、経験もない)ワタシたちが、

 あれらの商品に対する勝ち目なんて、そもそもまったくないのです。

 

 まぁ、逆に、シンプルになっていいじゃないですか。

 結局、

サラリーマンは続けていく前提で、副業としてできることはもう、2〜3個しかありません。

 それが何かというと、

1.タレント業。
(⇢Youtuber、インスタグラマーなど)

2.インターネット物販業。

(⇢輸入転売、せどりなど)

3.不動産賃貸業。

 これです。

 これなら、平日の限られた時間でも(多くの外注を組み合わせながら)挑戦できるし、

 また、月20万円以上↑という水準を目指すことができます。

 

 これ以外の副業は、「時間がかかりすぎる」だったり、

 またあるいは「月に数千円とか数万円しか稼げず、意味がない」だったりします。

 

 他にもあるのかもしれませんが、数年間色々と挑戦してみたワタシ自身の経験上、こう結論づけました。

 

 そして、「1.タレント業」は、やってはみたけど・・・

 やっぱムリでした。笑

 

 趣味の「珈琲」とか「キャンプ」をYoutubeにアップしたことがあるのですが、登録者100も行かなかったですね。

 タレントになれるのは、タレントになれる星の下に生まれてきた人だけです。

 

 次に「インターネット物販業」ですが、ちらっとだけやってみたのですけれど、これはサラリーマン以上に忙しくって、ダメ。

 

 こうなるとワタシの場合はもう、不動産しか残ってませんでした。

 

 不動産なら、じいさんばあさんもやってるわけで、(現にワタシは、近所のじいさんから月極駐車場を借りていますw)

 30代で働き盛りの世代ならきっとできると思ったのです。

 

不動産という商品を仕入れて、加工する

 商売の原則は、

・安く仕入れて

・安く加工して

・高く販売する

 ということ。

 ところが、不動産賃貸業で特徴的なのは、家賃というのは”相場”がありますので、

 「高く販売する」ということは難しいです。

 

 そうなるともう、「安く仕入れて」「安く加工する」しかないですね。

 どれくらい安く仕入れるべきか、というと、これには様々な理論(※)がありますが…

ヨースケくん
ヨースケくん

※については、別の記事で紹介していきます!

 

 色々とぶっ飛ばして説明すると、

「戸あたり600万円」くらいで仕入れ&加工(=リフォーム)が完了すれば、失敗はあまりないです。

 

 もちろん、ちゃんと賃貸需要のあるエリアを選ぶだとか、

 古すぎるものではなく、築は30年以内くらいが良いよねとか、

 忌避すべき事情(近隣物件、事故履歴など)がないことは必要ではありますが。

 

 ワタシはこの理論に則って、

 一戸建てや区分、アパートなどたくさん買ってきましたが、すべて「賃貸需要のあるエリアで戸あたり600万未満」で買いました。

 

 たとえば「アパート」なら、8戸入って、4900万円。

 戸あたり、約600万円です。

 このアパートは、満室の状態で買った(全額融資)ので、加工することは一つもありませんでした。

(やったのは、外の草刈りくらいですかね)

 

 またたとえば「戸建て」なら、1戸ですが、498万円(これも全額融資)。

 これには「加工」(=リフォーム)は20万円くらい使いましたが、合計してもこれも600万円未満です。

 

 こういう買い方であれば、基本的には、借り入れの返済とのバランス成り立って、きっちり毎月の手残りの収入が出ます。

ウォン先生
ウォン先生

もちろん、借入期間とか金利、頭金など、いろいろな要素が関係するから、一概には言えない。

ここでは、ざっくりとした理解だけをしてほしい。

 

作ったら、売る。

 上記で説明したくらいの価格で仕入れることができれば、あとは家賃はだいたいどんなエリアでも4万〜6万前後はとれるはずですから、

 

 年間で「戸あたり60万円くらい」、稼いでくれる。

 

 ということは、10戸もっていれば、600万円、稼いでくれるわけです。

ヨースケくん
ヨースケくん

もちろんそこから、返済とか事業経費は発生します!
20~30%くらいしか手残りしないっていうイメージです。

ウォン先生
ウォン先生

不動産は、「薄利多売」なんだな。

 

 賃貸のお客さんをつけるにはどうすれば良いか、って?

 それは、駅前のエイブルさんとかミニミニさんにお願いすればいいだけです。

 

 これは、特段難しい交渉事ではないです。

 なぜって、彼らにとっても「仲介手数料」を貰えるチャンスであるわけですから。

 

 このように、「不動産」という実例を取ってみました。

 別に、不動産じゃなくてもいいと思います。

 

 タレント業をやるでも、物販業をやるでも、

 とにかく、

・安く仕入れて

・安く加工して

・高く販売する

かつ、これらは自分の労働力の噛まないところで。

 ということができれば、晴れて労働力「以外」の商品作り、という一連の流れを成し遂げることができた、ということになります。

 

 では、次の記事ではさいごにそれをうまーくまとめて、「FIRE」に迫っていく方法を確認していきます。

 

次の記事
FIRE入門⑤法人をつくる
FIRE入門⑤法人をつくる
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この記事を書いた人
稲葉ヨースケ
稲葉ヨースケ
ここちよ不動産 代表/宅地建物取引士
愛知県在住。30歳の時に副業で不動産投資を始める。33歳時点で毎月のCF(手取り)が40万円となり、生活費を上回ったので、サイドFIRE。その後、約半年の休息期間を経て、現在は「不動産屋」として奮闘中!「サラリーマン大家」の気持ちが誰よりもわかる不動産屋。
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